初瀬について

 古来より「隠国(こもりく)の里」と呼ばれる初瀬。自然に包まれた初瀬のまちには、豊かな歴史文化資源が残っています。
西国三十三所観音霊場で、桜や牡丹、あじさい、紅葉など一年を通じて「花の御寺」と呼ばれる長谷寺。紫式部・紀貫之・松尾芭蕉など多くの文人が訪れ、今日も信仰の地として賑わっています。
また日本の昔話「わらしべ長者」のお話の中で、主人公の男が長谷寺のご本尊である十一面観音さまにお願いをし、お告げをされたと言われている、霊験あらたかな観音さまです。

長谷寺参道筋のご紹介

長谷寺へのお参りや歴史散策の拠点に楽しんでいただける長谷寺参道。平安時代中期には、紫式部や清少納言らが長谷寺の観音参りに訪れ、江戸時代末期には伊勢街道をゆくおかげまいりの人々の往来が盛んとなりました。今も旅館や食事処、みやげ物店が立ち並び、参拝や観光に訪れる人々をお迎えしています。